箱根 孫助山(957m) 2014年1月25日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 13:54 車道−−14:12 孫助山 14:17−−14:29 車道

場所神奈川県足柄下郡箱根町
年月日2014年1月25日
天候
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場車道カーブ路側に駐車
登山道の有無無し
籔の有無笹激籔
危険個所の有無無し
山頂の展望あり
GPSトラックログ
(GPX形式)
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コメント県道75号線から山頂まで近いのだが、麓から山頂まで猛烈な笹藪の連続。地形図の破線は完全に廃道化、笹に埋もれている。山頂部は平らな笹原で最高地点は不明瞭




カーブの道幅が膨らんだ部分に駐車 最初から笹藪。地形図の破線は見当たらない
これが破線の痕跡。下はアスファルト舗装 しばらく激笹藪の連続
こんな場所は短距離 トラバースの廃道から這い上がる
できるだけ笹が薄い所を でも肩は猛烈な笹で進めない
東に巻いて樹林部を登る 孫助山山頂(南を見る)
孫助山山頂(北を見る)


 孫助山はすぐ西にゴルフ場があり、それに関係する道だろうか地形図では中腹を巻くように道が書かれている。これを利用すれば簡単に登れそうだが・・・。

 箱根新道から分かれて県道をターンパイク方面に南下、孫助山南側で大きくカーブする個所で道幅が広がって通行の邪魔にならない場所があったので駐車。地形図ではここから道が上がっているはずなのだが斜面は深い笹藪。予想外の展開だ。県道を少しウロウロして道がないか探したが踏跡すらなし。まさか箱根に来て笹藪漕ぎをするとは想像しなかった。

 それでも入口はまだ笹は薄いのでマシだった。浅い谷より少し西側が笹が周囲より薄いのでそこを登っていくが、すぐに激籔状態になる。それでも山腹を巻くように存在するはずの道に出れば籔から抜けられるさと我慢して笹をかき分けて上っていき、いかにも斜面を削って道を造成したような地形に出たが笹が一層酷くなった。地形図の道は完全に廃道化し笹に埋もれてしまっていたのだった。それもかなり濃い笹で栃木県北の持丸山〜横瀬山間で最も濃い笹藪区間と同レベルで本格的激籔だった。竹藪と違って根元が絡み合って簡単には掻き分けられず、体全体で突き進む感じだ。できるだけ笹が薄い所を探して進もうとするが、この付近は立木が無く日当たりが良好な影響だろうか、どこも濃い笹藪ばかり。廃車道に出たのは失敗だったかもしれない。ついでに廃車道は斜面を削って造成されているので斜面を登ろうにも土の法面で上ることができない。

 しばらく激笹籔と格闘し、やっと法面を突破できそうな個所を発見、高さ1.5mくらいの段差があるが立木に掴まってどうにかクリア、上部は立木が現れて少し笹が薄くなり助かる。しかし山頂直下の950m肩でまた立木が無くなって凄い密度の笹藪が登場。これには突っ込む勇気がなく、樹林が続いて笹が薄い東へと進む。うまい具合に東側からだと山頂の一角まで樹林が続いて笹が薄く歩きやすかった。

 樹林が切れて平坦な山頂の一角に到着すると一面の笹藪だが、高さは胸ほどで視界が得られるようになり密度もそれまでと違ってやや薄くなり、絡み合う状態も解消されて笹の中でも比較的容易に進めるようになった。山頂部は平らで顕著な高まりは無くGPSの残距離がゼロになる場所を目指して笹の中を進む。北側にも樹林があるが笹藪と樹林の境界付近でGPSは山頂を示した。山頂標識は皆無、近くの立木には古びた目印が巻かれているだけ。この笹藪では訪問者はほぼ皆無だろう。帰ってからネットで検索をかけたが孫助山の登頂記録は発見できなかった。

 通常は酷い籔でも下山は重力の助けで比較的楽に下れるのだが、孫助山の笹藪はそのレベルをはるかに超えていて一番笹が濃い場所は下りでも突破は困難なほどだった。しょうがないのでそんな場所は迂回、もうすぐ県道という場所で谷筋を下ったがこれまた猛烈な笹藪で下りなのに進まなかった。足元を良く見るとアスファルトの舗装あり。それなのに両側から濃い笹が覆い被さってとんでもない状態になっていた。

 やっとの思いで県道に飛び出した。距離は短かったが下手をすると2014年で一番酷い笹藪となるかもしれない体験だった。この籔を考えると関東で雪が降って箱根も積雪して笹が雪に倒されたときに登るべき山かもしれない。

 

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